12月

今日から12月。

今日から全国的に寒さも厳しくなり、本格的に「冬」の幕開けだ。

 

ブラックフライデーが終わり、今年の流行語大賞が発表され、M-1グランプリの決勝進出者も定まり、いよいよ2022年がその幕を閉じ、確実に2023年の足音が近づいてきている。

3週間後にはクリスマスが迫り街はイルミネーションで彩られ、どこを歩いてもイベント気分になれる。

さらに、社会人には会社から「冬のボーナス」というちょっぴり早めのクリスマスプレゼントが会社から送られるのではないだろうか。

一般職として務める同僚との会話の中ではブランド物のバックが欲しいと笑顔を滲ませていた。なんでも女性もののバックはすぐに売り切れるため「買い」だと思ったら迷わず購入するのが重要らしい。

(筆者は最近大きい買い物を2つしたのでステイである。)

そんなこんなでイベント続きの年末だが明るい話ばかりではない。

 

慢性的な電力の需給逼迫を受けて政府は電力の省エネを民間人に依頼し、電力関連では大手電力3社がカルテルを形成して独禁法に違反したことから1,000億円の賠償請求をされている。

今年の2月に端を発したロシアによるウクライナ侵攻は長期戦となり出口が見えていない。

国内では旧統一教会問題で与野党が舌戦を繰り広げる一方で、防衛費積み増しによる財源難にも喘いでいる。なんでも国の国債残高は発行できる限界を超え始めたようだ。

将来の世代に負担を強いることになる国債発行は乱発すべきではないが、税額の増額は間接的に中間層に大打撃を与え、GDPをより下振れさせる要因にもなりかねない。

新型コロナウイルスも第8波に入ったと言われているが、使用期間を過ぎたワクチンは廃棄されているのが現状である。

 

といったようにキラキラした年末のヴェールの裏にはしっかりと問題が山積している。

特に今年に入ってから起きている国内外の動きは直接一般市民に影響の出るものが多かったと思われる。

急速な円安化による物価上昇がわかりやすい例である。

政府には本質的な議論を進めて欲しいと心底思う。

「私、考えてます。」と上司にアピールするようなパフォーマンスを霞が関で披露するのはくれぐれもやめていただきたい。

 

個人的にも問題は山積している。

ひとつひとつとしっかりと向き合わなければならないと直感が私に命じているような気がしてならない。

家の大掃除もそうだが、気持ち、考えの大掃除も進めていかなければならない。

捨てるべきもの、持っておくべきもの、まだ決めきれないもの。

たくさんある。

自分と向き合うというのは大変難しいものだとつくづく思う。

どうして日本の教育はもっと生きて行く上で実用的なノウハウを教えてくれなかったのだろう。

(そもそもそんなものは人から習うべきではないという声が聞こえてくる…)

 

そういった年齢にもなったものだとも感じる。

そしてこの状態を一概に嫌っているわけでもない。楽しんでいるかのような自分もいる。

キラキラしたヴェールを被る必要はないと思っている。

問題も感情も、それ全てが自分自身を構成するものだと思っている。

そうやって一つの軸、考え方を形成していけるのではないだろうかと考えている。

 

2022年の師走。

2022年の締めくくりをしていくと同時に2023年のためのウォーミングアップのような1ヶ月とすることができれば上々の出来だろう。

前のめりで走り抜けたい。

一緒に頑張ろう。